それから3週間後。 夜8時。良雄は、自分の部屋にいた。 勉強机に向かい、椅子に座り、もはや癖となってしまっていた、指の間で回す “シャープペン回し” を、黙々とやっていた。 部屋は、弟の洋介との相部屋だが、今、洋介はいない。 毎年恒例、小中高生が…
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