J-Song Stories

00年代の日本のロック・ポップをBGMにえがいた人間"熱いぜ"ストーリーです。

80’Sー08 ♪宵闇にまかせて♪ 大澤誉志幸

崎健吾とは、鬼木勝彦や海江田和代と同様、1年生の時同じクラスだった。高校入学して春先、ゴールデンウイーク前、掃除の時間尾崎は、廊下でほうきをギターに見立て、ふざけ半分に『アイ・ラヴ・ユー,OK』を歌っていた。

そこへ良雄が、「あっ、それ、永ちゃんだろ」と声をかけると、

尾崎は、目を輝かせて、「おー!よく知ってんなー、おまえ!」と応えた。

良雄はその頃、あまり矢沢永吉について詳しくなかったが、代表曲は何曲か知っていた。

次の日、尾崎は良雄に、『成りあがり』の文庫本を貸してくれた。そして、「これ読んでみろよ。人生変わるぞ」と言った。

良雄はその本を何十回と読み直した。人生はまだ変わっていないが、読んでいるあいだは、変わりそうな予感を抱いた。

 

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作詞 銀色夏生 作曲 大澤誉志幸

発売日 1983年  アルバム「まずいリズムでベルが鳴る」に収録

 

 

まずいリズムでベルが鳴る
 

 

 

宵闇にまかせて(25th ver.)

宵闇にまかせて(25th ver.)

  • 大澤誉志幸
  • J-Pop
  • ¥250