00’Sー24 ♪ 花鳥風月 ♪ ケツメイシ
夜。桐原健介は、自宅の1LDKのアパートの部屋で、デスクトップパソコンと向き合っていた。
きょう訪問したラーメン店『白龍亭』の原稿をまとめている。
殺風景なこの畳の部屋はパソコンから出ているファンの音以外は無く静かだ。
アパートの周辺も日中も人通りが少なく閑散としていて、
健介の住む部屋の両隣の部屋からも物音は聞こえて来ず、ひっそりとしている。
健介は、原稿を打ち終えると、誤字脱字をチェックして、
タウン情報誌「クマタン」に宛てて原稿を添付しメールを送信した。
"・・・にしても"
健介は椅子から立ち上がり両脚を広げて上半身を前屈させながら、そう思わず声に出した。
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発売日 2002年 アルバム「ケツノポリス3」に収録
〜この物語のあらすじ〜
妻子と別居中、小説家志望の中年男性[桐原健介]と、学校ではいじめを受け、複雑な家庭環境に身を置く、天性の美しい歌声を秘めた女子中学生[藤倉奈津美]。この全く面識のない二人の、それぞれのライフが、ある日、一瞬だけすれ違う。そしてそのあと二人のライフは新たな章へと展開してゆく。

