J-Song Stories

00年代の日本のロック・ポップをBGMにえがいた人間"熱いぜ"ストーリーです。

80’Sー09 ♪YES MY LOVE♪ 矢沢永吉

とえ進学校でも、いわゆる不良生徒は何人かいる。尾崎健吾もその一人だ。尾崎は、だれともつるまない。一人で行動する。これまで、喫煙、無免許でのバイク運転、喧嘩、と何度か停学処分をくらった。

”今回で何度目だろう。鬼木の言う通り、本当にもう危ないかもな。次は退学かもしれない。”

良雄もそう考えていた。

机の上のアラレちゃんの目覚まし時計が、午後10時を指すところだった。そろそろ弟の洋介を起こす時間だ。良雄は、ヘッドフォンのプラグをラジカセから抜いた。こうすれば、音に反応して弟は起きる。

良雄は網戸の方に目をやった。蛾はいつの間にかいなくなっていた。網戸の向こうには、ぼんやりと満月がうかんでいた。

 

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作詞 ちあき哲也 作曲 矢沢永吉

発売日 1982年  アルバム「P.M.9」に収録

 

 

P.M.9(紙ジャケット仕様)

P.M.9(紙ジャケット仕様)

 

 

 

Yes My Love

Yes My Love