J-Song Stories

00年代の日本のロック・ポップをBGMにえがいた人間"熱いぜ"ストーリーです。

80’Sー05 ♪Angel Duster♪ THE STREET SLIDERS

好み焼きを食べ終えたあと、鬼木と良雄は、2階に上がり、鬼木の部屋で、二人それぞれ漫画を読んでいた。鬼木は、自分のベッドに仰向けになり、”少年ジャンプ”を天井に向け広げていた。良雄は、畳に体育座りをして、壁に背をもたせ、”ドカベン”を1巻からあらためて読んでいた。鬼木の部屋の南向きの窓からは、心地良い風が入りこんでいた。それに応えるように、スチールラックにのせたステレオミニコンポからは、スライダースの『Angel Duster』が流れていた。

鬼木は、良雄と同じクラスではない。理系のクラスにいる。1年生のとき、一緒のクラスだった。良雄と同じように、あまり目立つような存在ではない。だが、勉強も運動もそこそこ出来る。ちょっとやる気を出せば、もっと出来る。顔もいい。今は彼女はいないが、こちらもちょっとその気になれば、間違いなくもてる。そういうことをあえて隠しているよう感じが、鬼木にはあった。部活はしていない。良雄と同じく”帰宅部”だ。ただ、週に1回、毎週土曜日、隣の街のボクシングジムに通っていた。

 

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作詞 HARRY 作曲 HARRY

発売日 1985年  アルバム「天使たち」に収録

 

 

 

天使たち

天使たち

 

 

 

 

Angel Duster (Long Version)

Angel Duster (Long Version)